庭に水たまりができる原因は

こんにちは、ガーデナー石川です。

 

「庭に水たまりができる」

「ちょっと強い雨が降ると庭が海に」

「どうも植物がうまく育たない」

「庭に苔が生えて困る」

というお悩みがありますが、これって原因が同じなんですよ。

 

なぜこのような事になっちゃうのかと言いますと、理由は単純です。

お庭を作るときに地面をピシッと水平にしてしまっているからです。

子供でも分かりますが、水平では水は流れません。

お庭を見回してください。屋外の排水桝が水たまりより上にあって機能していないんじゃないですか?

完成当初はその桝のレベルにあわせて水平に地面を仕上げていますが、締め固めていないので雨が降るとすぐに沈下してしまいます。で、桝の方が高くなるわけです。

 

これは外構業者さんの仕上げなんですよ。

外構業者さんは基本が左官屋さんなので土の工事は土木屋さんに外注されるところが多いんですね。土木屋さんは公共事業をメインとされているところがほとんどですので、仕上げは真砂を敷いてピシッと水平に綺麗に仕上げます。さすがプロだな~というくらい綺麗に仕上げてです。

が、機能しません。

 

雨で自然に沈下して、その部分が水たまりになります。

排水桝まわりを全く締め固めていない場合、その周辺部が海になります。

お庭の排水が機能していない場合、水はけが悪くなりますので植物はうまく育ちません。

植物の根は呼吸しておりますので、常に湿った状態ですと呼吸できず溺れて死んでしまいます。

で、かわりに元気になるのが苔ですね。さらにカビがわくこともあります。

 

お庭づくりの基本中の基本、「排水勾配」ができていないということですね。