なぜ手描きデザインなのか?

ガーデナー石川です。

 

私は手描き専門のガーデンデザイナーでして、これをいうとガーデンデザイナーの皆さんからは「何を当たり前のことを」と思われるでしょうね。

 

基本ガーデンデザイナーは手描きなんですよ。

 

日本くらいですね、パソコンのCADで庭の提案をして「綺麗なデザインだ」って喜んでいるのは。

確かにいま世の中に出回っている無料提案の殺風景なデザインや使いまわしのデザインならパソコンでいいかもしれませんね。

 

ガーデンデザイナーがなぜ手描きなのかと言いますと、商品を提案しているんじゃないんですよね。その空間の心を提案しているからなんです。

絵の上手い下手ではなくて、心をつたえるデザインですので、心の無いパソコンでは表現不可能なものがあるんですよね。

それ以外にも、やはり「神は自然界に直線を作らなかった」といいます。シュッとしたパソコンのラインより人間の手によるフリーハンドな線が自然なんですよね。

 

一番身近な自然であるお庭を表現する手段は何があるだろうか、と試行錯誤しても、結局手描きデザインに落ち着くんですよね。それがベストな表現であるから。