工事単価と一式、比較の無意味さ

ガーデナー石川です。

 

この情報化社会で一般のユーザーの方にも専門的な情報が手に入りやすくなっております。

しかし、その情報が自分の求めている情報と合致しているのか?というのは多少の専門知識が必要とされます。

 

昔、おられましたが「コンクリートの1m2の施工単価が、お宅はなぜ高いのか?ネットで調べて知っているんですよ私」というご主人さん。

その単価を聞いて、私は以前公共工事の現場管理をしていましたのでピンときました。

「お客さん、それ公共工事の単価ですよ」

と言いましたら

「公共工事でも民間工事でも同じコンクリート工事でしょ」

という返答。

全然違います。

公共工事は莫大な施工数量があります。

だから、よーくその単価が書いてあったという表を見てください、100m2あたりとか10m2あたりと注意書きがあります。

100m2を施工するとしたら1m2が3000円ですよ。という話です。

じゃあ、その工事単価で民間工事を1m2施工しにいっても3000円なのか?といいますと、常識で考えて無理ですよね。

まとまった数量があるから単価は下がり、数量が少なければ当然単価は上がります。

極端に言えば数量が少ない場合、単価は存在しなくなるんです。

その作業に最低限必要な作業手間、材料を合わせたものが工事価格となります。

こういう場合に「一式」という言葉が出てきます。

不良工事をするリフォーム屋さんの見積もりには「一式」が多いといいますが、逆にこれは昔からある単価に当てはまらない工事の表現で悪い表現ではないんです。悪用されているだけですね。

私の見積も一式は多いです。「花 おまかせ 一式 3万円」とか。

この花を何ポット、草を何ポットって書いててもお客様もピンとこないし、実際5ポット植え付けるのでも多めに持っていってガーデンに合うのをチョイスして植えますからね。

 

相見積をされて単価を比較されている方もおられると思いますが、この話を聞くと無意味だとわかるでしょ。みんなバラバラのはずです。もともと無いんですから。

20年以上、この世界にいる私が、ここだけの話でいうんですから間違いないです。

 

そんな単価などを比較するより、自分の全体予算、作りたい庭空間はどんな雰囲気なのか、どこに相談しに行こうかの3点を確実に考えられたほうが良い結果になりますよ。

これ間違いなし。