鉄筋をごまかして儲かるの?

こんにちは、ガーデナー石川です。

 

先日、あるテレビ番組を見てて「へぇ、まだこんな事を言ってるアドバイザーがいるんだ。勉強不足」と驚いたことがありましたよ。

 

外構工事の業者によってはブロック塀の鉄筋を誤魔化して利益を上げようという悪質な業者がいますから気をつけてください。

ブロック塀には直径13mmの鉄筋を普通使いますから、誤魔化して細い鉄筋を使って利益をあげようとする業者もいます。

 

って。。。ちゃんと勉強してたら13mmではなく10mmだと分かりますし、実際に実情を調査したら「誤魔化して利益を上げる」というのが空想だとわかるんですよ。

 

ブロック塀は中に鉄筋を入れなければ強度が非常に弱くなります。

じゃあ悪質な業者は利益のために鉄筋を入れないのか?といえばNOですよ。

理由はもっと悪質なんですが。

鉄筋10mmの1kgの値段って50~60円なんですよ。

一般家庭のブロック塀にどんだけ大量に使うんですかってことになりますよね、これを誤魔化して利益が出るんなら。多くて数千円ですよ。

 

施工に関していえば、きちんと鉄筋を入れたほうがブロック塀を積みやすいので、鉄筋を入れる、入れないで施工のスピードというのはたいして変わりません。

 

利益にもならない、施工もしにくいのみ何故ブロック塀に鉄筋を入れない業者が多く存在するのか?と言いますと。

一言で表すと「横着なんです」

 

横着な業者ほどたちの悪いものはありません。

なぜならブロック塀だけの施工なら良いですが、フェンス、駐車場、階段などほかの構造物もその横着な職人が作っているわけですからね。

彼らの頭の中には「やらなければ楽」「お客さんに見えなければ何をやってもいい」この2つがありますから怖いんですよ。

ブロック塀に鉄筋、駐車場にメッシュ筋など「やって当たり前のこと」はお客様もプロに任せていると信じているのでわざわざ確認しませんよね。

もう「道徳」の問題です。

 

ブロック塀の鉄筋を誤魔化すのは利益のためではなく、すべてに対して横着な業者であり、危険である、ということです。

が、外構、エクステリア業界は安全基準の徹底が一番できていない業界だと聞きますので、これはもう依頼する側が依頼する前にその業者の情報をネットで調査、確認、どのような人間が率いた会社なのか、どのような物をいままで作っているのか、などご自分の目で確認された方がよろしいかと思いますよ。

お客様の声、施行例はよそから買ってきた可能性が大きいので綺麗すぎる施工例は話半分かなと(笑