こどもたちの未来を考えたお庭づくり

こんにちは、ガーデンデザイナーの石川です

さてさて、みなさんは自分の子供たちの未来を考えていますか?
「そんなの当たり前です!考えない親がどこにいますか?」と答えられるでしょう。
当然です。
我が子の未来を考えない親はいません。

では、どう考えていますか?と聞きますと・・・

教育に力を入れるとか、将来は公務員になって欲しい、とかそのような答えが考えられます。

確かに色々と考えることは大切なのですが、本当の意味で子供たちの未来を考えるということになるのでしょうか?と疑問を覚えることが多いです。

ガーデンデザインを通じて沢山の子育て家庭のお庭を作らせていただいてきましたし、私自身元気な3人の子供たちを育て中でして、その中で得た結論というのは・・・

子供たちの未来は日々の生活環境の充実の中にある

子供たちの成長は早いです
その日々の生活の中で親ができることは、子供たちの人間形成の上で大切なものを生活環境の中に取り入れることなのです

お客様との会話の中で私が「お庭に木は必ず植えましょう。」と言いますと、「落ち葉がゴミになるので嫌です。葉っぱの落ちない木ってありますか?」・・・
「玄関まわりには季節の花を植えましょう」と言いますと「花は枯れるから嫌です。枯れない花ってありますか?」・・・

お庭の木や花の成長を感じながら日々の生活を送るというのは、家を建てる本来の意義でもあります。
子供たちをお庭のある環境で育てていきたいから皆さん一戸建てを購入されるのではないのですか?

残念ながらお庭のスペースはあるけど花や木が無い家が増えております・・・
これは本来の目的から外れているわけで、マンションでも別にいい訳です。

確かに木は生きていますから常緑樹と言われている木でも葉は落ちて新しい葉に入れ替わります。
この落ち葉を子供たちは喜んで集めたりして遊びます。
落ち葉はゴミじゃないですので、木の根元に集めて埋めてあげましょう。

花は生き物なので確かに枯れます・・・
お花を子供たちと植えて、枯れるまでを見せましょう。
本質的にお花が枯れるのを見せるのが重要なんです。
「花も生きている」と子供たちに実感させましょう。
感受性豊かな人間に成長してくれますよ。

お庭に木を植えて四季を感じさせる
お花を植えて、枯れるまで面倒を見る
玄関まわり、玄関、リビング、トイレなどを緑ある空間にする

子供の成長の中に花や緑を取り入れること
これが本当の意味で子供の未来を考えるということなのだと私は確信しておりますよ。