夢が見れる提案がしたいから

漫画家の浦沢直樹さんの番組「漫勉」は面白い。
私は漫画家ではないけど手描き専門のガーデンデザイナーなので使う画材が同じなんですよ。
師匠がおらず全て我流なのでGペンや丸ペンのペン先の動きをすごく見てしまいます。
描く枚数など全然漫画家さんの方が多いから描くスピードも速いなぁ〜と感激しながら観てます。
お客様のご要望をお聞きして、現地の環境条件などを考慮してプロの提案を盛り込んで、頭の中や紙の上で検討、検討をして白い紙に下書き、ペン入れ、着色で完成するガーデンデザイン。
私はガーデナーなので描いたデザインを実際に自分の手でお庭を全て作りますから、作りながら「ここはこうしたらもっと良いな」と思ったら修正して完成にもっていきます。
だから提案したガーデンデザインはまだまだ手を入れる余地がある段階のものです。
これをCAD図面のように何から何まで描きこまれていて、完成もその通りになるとしたら。
お客様はいつ夢を見るのか?と思うんですよ。
だから手描きにこだわる訳です。夢が見れない提案は私的には無意味だなと。