植物は苦しむのか?という疑問

小さな子が植物を千切ったりしたら親は「お花が痛い痛いって言いよるよ」と教えます。
この植物が痛がる、苦しむという表現は科学的にどうなのか?という問題
もう10年以上前からスイスの「ヒト以外の種におけるバイオテクノロジー連邦倫理委員会ECNH」の研究テーマになっています。
この研究結果はネットで公開されてまして。
「植物界における被造物の尊厳・倫理的価値という名における植物の尊厳の問題」
20ページくらいのレポートですが
ざっくり要約すると
「実際よくわからないんだけど、苦しむ、痛むって意識がある生命にある反応であり、植物に意識があることは実証されてないよね」
どのような状況になると植物は苦しむのか?ということさえ実際わからない。
雑草抜き、芝刈り、フランス式庭園のように幾何学模様に刈り込むことは植物に苦痛を与える虐待行為にあたるのか?
奥様が水やりをサボって枯らしたら植物虐殺として非難されるべきなのか?
野菜を食べることは非難されるべきことなのか?
と色々な議論がされたようですが、報告書の最後は
「人類の存続を目的としている場合、バランスと節度が尊重される限りにおいて、植物に対するどのような行為も倫理的に正当化される」
しかーし
ここに一つの例外があるんです。
意識は無いけどきちんとした権利を持つ植物があるんです。
「樹齢、外見、歴史という観点から傑出していると判断された木は特別扱いされる価値がある」
つまり、人間のさじ加減で、おっこれは!と思った木は「自然文化財」と呼ばれ保護される権利を与えられるそうです。
木やその集合体である森は歴史的、宗教的にみても意識ある信仰対象としてみられていることが多く、人類にとって木は別格なんでしょうね。
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