植物の変化は面白い ファーブル昆虫記

ファーブル昆虫記をパラパラ読むのが好きでして。
昆虫記といっても内容は昆虫のことばかりじゃないんですよ。
ファーブルは自分を昆虫学者ではなく博物学者、生物学者だと言われてたので、昆虫とそれを取り巻く環境を研究していたんです。
もちろん昆虫は植物と共存関係にありますから沢山の興味深い話が出てきます。
ジャガイモは南米チリの高山では有毒な塊茎にすぎなかった。
キャベツは海岸地帯の断崖の岩の上に生えた野生の植物に過ぎなかった。
小麦は「かつては誰も知らない貧相なイネ科の草だった」
洋梨はもともとはゴツゴツした棘のある醜い木で、とても食べられない渋い実をつけていた」
セロリは「有毒で硬くて嫌な味だったが、徐々に柔らかくなり、甘くなり、とうとう毒を出さなくなった」
などなど。
1800年代後半に書かれたものですから、現在では新しい発見などがあって間違えてるものもあるでしょうけど、ファーブルは「科学」ではなく「教育」として昆虫記を書いてますからね。
読み物としては最高だと思いますよ。
子供たちの目を昆虫を含めた自然に向けるには最適の本です。
ファーブル昆虫記は全10巻が正規ですが子供向けや合本で6冊とか色々出てますので子供に読み聞かせできますよ^_^
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