初回打ち合わせは大切

お庭に関してご相談の予約をいただきましたら現地へお伺いします。
これが初回打ち合わせでお庭を実際に見ながら詳しくご要望をお聞きしています。
それを元にお見積を作成して、お見積をわかりやすくするためにラフなデザインを描きます。
それでご納得頂いてから着手日の確定に入ります。
一年で何件かあるのですが、初回打ち合わせの段階で一旦保留にしてお見積を作らない場合があります。
どんな場合かと言いますと
・ご家庭内で話をしていない場合
奥様からご相談がありお伺いして初めて旦那さんが「え?そうなの?」って。で、そこで初めてご夫婦がお庭の話を始めるというパターン。まとまればいいのですがご夫婦の意見がまとまらない場合、まとまったらご連絡くださいねって帰ります。
私としても、せっかくお伺いしたので、とりあえず2時間はまとめる努力はします(笑)
・ネットの知識で頭がパンパンになっている場合
ご相談に関して私がアドバイスをすると「ネットではこうでしたよ」「ネットとは違いますね」など、自分のお庭を見てる専門家に対して、自分のお庭も見ていないどこの誰だか分からない人の書いてることをぶつけてくる非常識さは論外なので、「ネット見ながら自分でされてはいかがでしょうか?」という感じで早めに打ち切ります。
こういう方は罪悪感がないので多分私が悪質な業者に見えるでしょうけど仕方ないです^_^
・あれもいいこれもいいって場合
お伺いした時点で最低限「方向性」「ざっくりこんな感じ」というのをお聞きします。
具体的じゃなくても、例えば「進撃の巨人のエレンの家の前みたいな」とか「トトロが出てきそうな」とか「ナチュラルな感じ」「地中海風に〜」「こんな感じが好き」など。
この「どんな雰囲気」というのは私では決められないんです。みなさんの庭ですから。
それを決めて頂かないと前に進まないんです。
だから伺った時点で「和の庭にしようかイングリッシュガーデンにしようか迷ってます、どっちがいいですか?」と私に聞かれても、いや、それは私の庭ではないから私には決められませんって。
しかも日本庭園とイングリッシュガーデンって真逆の位置にあるものですからね、それに迷うということは「あれもいい〜これもいい〜」ってネットから情報を得過ぎて頭の中が混乱してるパターンなんですよ^_^
方向性、コンセプトを私が決めたら、それは私の庭ですからね。
こういう場合はいったんお庭のことは中断、何も考えずに放置した方がいいですよ、って帰りますね。
・話がコロコロ変わる場合
お伺いしたらだいたい1時間から2時間かけてご要望をお聞きして、どのようなお庭にされたいのかを汲み取ることに全力をあげるのですが。
この短時間の間にコロコロ内容が変わる場合、え?結局どんなお庭にしたいの?ってこんらします。
これも上の場合と同じでネットで色んなものを見過ぎて自分が何が好きなのかも分からなくなるくらい混乱してるんです。

100のネット記事より目の前の1人の専門家とはよく言ったもので。
お庭をどうしたいのかが決まらないうちにネットを見まくると自分を完全に見失なうんですよ。注意ですね^_^
私は優しいので初回の2時間はお付き合いしますよ(笑)

今日、お伺いした2件のリフォーム案件はこの「方向性」をきちんと決められていたので、そこからお話をふくらませることができましたので前に進めていけます^_^