便利さ中毒は人を退化させる

今朝「自分以外はみんな電動自転車よ」と、高校に自転車通学してる長女が言うので、そりゃ団地や坂道が多い子じゃろ?と聞くとそうでもないみたいで。
我が家は団地の上がり口にあるので坂道は10mくらいだから高校まで平地なのに、なんで電動自転車が必要なのか意味がわからないと言うと、便利だし近所の同級生も電動自転車だと。
しかし驚く。高校生が10万円くらいする電動自転車で通学してるんだ。みんなセレブなのか?
なんか便利さに慣れて「便利な物」=「正しい」と思考停止してるんじゃないかな。
必要か、必要でないかで判断すべき。
スマホは便利だーって、スマホ中毒になる危険性が高いからIT関連の人は我が子にはスマホをなるべく持たさないようにしてる人が多いし、ビル・ゲイツだって子供にはスマホ持たせてない。有害だからと。
「みんなスマホ持っとんじゃけー」を連呼する我が家の中学一年生の次女にも持たせてません。みんなが持ってるなら、そのみんなの親がどうかしてるか何も考えてないんだなと思う。
便利だ快適だーと、バリアフリーが流行ってそこらじゅうに段差が無くなった結果、寝たきり老人が量産された。これは調べたら分かるけど綺麗に比例している。
老人のことは考えず単なる建設業界へのボーナスだったってこと。タブレット授業も同じです。便利さをうたい子供たちの思考力低下がわかっていながら導入。何のことはない、ベネッセとIT業界へのボーナスです。
CADは便利ですよ〜と推進した結果、パースが描けないデザイナーが量産されてしまった。
携帯電話の登場で、いつでも発注できるから〜と段取り能力、先を読む力が退化してしまった現場監督たちの話もよく聞く。
便利さに慣れるということは、中毒化するのと同じで人間の能力を退化させているんですよ。
子育て世代のみなさんは気をつけなければいけない^_^