 
    
    「バイオミメティクス」の本を何冊か読みまして、なかなか面白い分野だなぁ〜って感動しました^_^
    バイオミメティクスというのはアメリカの神経生理学者オットー・シュミットが提唱したもので
    ・自然、植物、生物の構造や機能からヒントを得て新しい技術開発や物づくりに応用する手法
    日本語だとわかりやすく「生物模倣」と言います。
    ジャニン・ベニュスが提唱した「バイオミミクリー」も同じ感じ。
    例えば
    ・トンボの羽→エアコンのファン形状
    ・カワセミのクチバシ→新幹線の先頭車両の形状
    ・カタツムリの殻→壁の防汚処理
    ・コウイカの皮膚→光学迷彩
    ・クジラのヒレ→流体力学の抵抗軽減
    ・シロアリの塚→建築構造
    ・卵の殻膜→新型レーヨンの開発
    ・サメの肌→飛行機の機体表面処理、空気抵抗低減
    ・オナモミの種形状→面ファスナー
    ・ハスの葉→レインコート
    ・カジキの皮の構造→水着素材
    ・セミ→抗菌素材
    ・蚊→注射針
    ・ムラサキガイの粘液→水中接着剤
    ・ナメクジの粘液→難付着素材
    などなど
    何かを開発する時に必ず出てくる問題は
    「不要なものは全部省け」
    「柔軟性を持たせろ」
    「エネルギー効率を上げろ」
    これを突き詰めていくと、行き着くのは自然の中にあるものなのだそうです。
    いま我々が目にしている自然は地球ができて46億年の間、進化や淘汰というバージョンアップにより洗練された機能、デザインを持っているということなんですよ。
    その中に色んなヒントが隠されてるんです^_^
    私もデザインの勉強しに山に入ったり神社の森を散歩したりしますもんね。何かしらヒントなりを与えてくれるんですよ^_^



