広島県西部特有の盆灯籠

広島に来て初めてのお盆の時、これを見て
「ん?何これ、お祭り?」
福山市で見たことなかったので驚いた。
調べたら、これは広島県西部の浄土真宗の盆燈籠なんですね。
江戸時代後期、広島市紙屋町の紙屋のご夫婦が亡くなった娘のお墓に紙で作った灯籠を置いたのが始まりとされているから比較的新しい習慣。
紙屋町の紙屋さん?やっぱりそうなんだ。
紙屋さんがいたから紙屋町なんだ。
天正19年、1591年に伊予国の伊予屋九郎左エ門が紙屋を始めたことに由来した地名。
1591年というと1582年に織田信長が本能寺に倒れて9年後、豊臣秀吉が太閤になり日本国内は安定してました。
商業面では織田信長の改革がそのまま生きてて商売人は自由に動き回れていた時代、紙屋さんも伊予国・愛媛県から広島市へ商売しに来れた訳ですね^_^
紙屋町の横、八丁堀。
八丁堀と聞くともう我々の世代は中村主水しか思い浮かばないので「必殺仕置人」の町なのか?ということになります(笑)