「地球に降りた侵路者は、この星で呼吸し、食物を摂り、蝕まれていった。
彼らを倒し死に追いやったのは人間が誇る兵器ではなく、神が地球に創りたもうた微生物だった。
何億もの犠牲の上に人間は免疫を身に付け、地球と共生する権利を得た。
この権利は何者にも脅かされない。人間は生き続ける、死さえも糧にして。」
これ、トム・クルーズの映画「宇宙戦争」ラストのナレーション。
原作であるヴェルヌの小説「宇宙戦争」は小学校の時に読んだり、大学時代に全集を買って読みました。
原作はイギリスが舞台で、ある日、火星人による侵略が始まって科学兵器により人類の軍隊は歯が立たず次第に追い詰められていきます。
が、、、
まぁ、古典SFですのでネタバレも何も無いのですが
人類は逃げ惑う中で火星人たちはコテって死んでしまうんですよ。
ん?え?もしかして助かった?という感じで人類は勝利?します。
なんでか?
地球上はあらゆる細菌ウィルスで満ちており、人類は進化の過程で伝染病などを乗り越えて生きてきたんです。
インフルエンザやコロナで大騒ぎしますが、それらのウィルスは何かしらの状態で元々体内にあるわけでして。
そういう空間に侵略にきた火星人は免疫が無いから死んでしまった、という結末なんです。
近年、除菌、殺菌、アルコール消毒、異常な潔癖症。
保育園の芋掘り体験で我が子が掘る土に除菌スプレーを振り撒いた狂気の保護者まで出現。
もうホラー映画です(笑)
子供たちは特に土に触れないといけない。自然に触れさせろというのは成長過程で免疫力を育てていく意味があるんです。