ローリングストーンズのチャーリー・ワッツ死去

おーい(泣)
チャーリー・ワッツが、、、
亡くなった。
ローリングストーンズの中で一番おしゃれ、英国紳士でした。デヴィッド・ボウイやエリック・クラプトンもオシャレですが、やはりチャーリー・ワッツは上品なダンディさがあった。
ローリングストーンズのメンバーで並ぶとミック・ジャガーやキース・リチャーズがロックな衣装で派手なので地味に見えてしまうのだけど、私はそれが好きだったなぁ。
チャーリー・ワッツは子供の頃、父親に連れられて下町の仕立て屋に行っていたのが影響してると言われ、音楽はジャズから入ってスーツが基本になったよう。
彼はファッションにこだわり、このような言葉を残してます。

「若い人たちとはよく顔を合わせるし、着ているシャツを見て「おお、それいいね」などと言うときもあるだろう。
しかし、大事なのはどのように着るか?ということだ。
服は着こなさなければならない。
真新しいのを着ていたのではダメだ。
着古した服というのはいいものだ。
自分ではヴィンテージものの服は買わない。
自分で着て着古す、というのでなければいけない。」

「どんなファッションにも居場所がある。
正直言って、うまく着こなそうと思ったら、人一倍時間がかかるものだ。
私の妻は「他にやることがあるでしょ?」と言うだろうがね(笑)
みんなは時間をかけたり悩んだりしない。
でも私はそういうのが好きなのだ。
私にとっては失われた世界を楽しむようなものだ。
とは言いつつも、素晴らしいオーバーコートを身に包んで歩いている熟年男性を見つけたり、スタイリッシュな身なりをした若者を見かけることがある。
私の年齢になったら、若者にとって見栄えのするものは自分には似合わないということに気づくことがコツだ」

「私は旧式で伝統的なスタイルを持っている。
居づらく感じることもありフォトセッションに行くのが好きではない。
私はスタイリストたちのやり方が好きではないのだ。
もしあなたがフレッド・アステアであったなら、あなたは一旦スーツを着たら一日中着てるはずだ。
しかし、スタイリストがやるのは、ただ単に身につけるだけだ。
だからストーンズと一緒にいると、いつも場違いに感じるよ。
メンバーとしてではない。バンドが私にそんな思いをさせたことはない。
私のファッションスタイルのことを言っているのだ。
出来上がった写真を見てみると、そこには革靴を履いた私と、スニーカーを履いた他のメンバーが写っている。
スニーカーは格好よく見えるかもしれないが、私は嫌いだ」
 
強烈なメンバーでぶつかり合い、何度も何度も解散があったローリングストーンズを救ったのは、いつもチャーリー・ワッツだった。
だからミック・ジャガーやキース・リチャーズは信頼して
「ストーンズはチャーリーのバンドだ」
と、人間的にも素晴らしかったのがわかる逸話が多い。
天国でもスーツを着て演奏してることでしょう。
ロンドンはこの訃報をうけて喪にふくしています。