庭育 こどものための庭づくり

今朝、リピートのお客様とお庭のリフォーム第3回目の打ち合わせをしてました。
で、1回目のお庭リフォームの昔話になり、完成引き渡しが済んで、完成後一ヶ月点検にお伺いした帰り道。
泣きながら帰ったんですよ。
涙ボロボロ流しながら、涙で目の前が曇って事故りそうなくらい。

1回目のリフォームの時は花壇を作ったり雑草の生えない固まる土とレンガでお庭全体を明るい雰囲気にして「リビングから見て楽しいお庭」というコンセプトでした。
お庭づくり中はお客様も働きに出てて留守だと思ってたのですが。
家の中に誰かいるのかな?という気配ってわかりますよね。
まぁ、いいかって感じで工事は完成しました。
完成後一ヶ月点検でお客様と世間話の中で、中学生の娘さんが不登校で家からまったく出ない引きこもり状態だったと知りました。
お庭に新しくできた花壇をリビングから娘さんと眺めてて「綺麗な花壇できたね〜」と話してたら娘さんが
「お母さん、お花、何植える?買いに行こうや」って。
で、ホームセンターに行って「何を植えようか〜」って楽しくお買い物したそうです。
お客様から「石川さんにお庭を頼んで本当に良かった」と泣きながら言われまして、私ももらい泣き。
引きこもりの娘さんを外に導いたのは、お母さんの愛情だと私は思いますが、何かしらのきっかけというか、何かの力になれたことが嬉しかった。
この仕事してて本当に良かったと実感しましたね。
で、涙が止まらないままお客様の家をあとにしましたが、涙止まらず。
娘さんはそれからお庭に出たり、外出できるようになったそうです。中学校へは登校しないまま卒業。いまは元気に女子高生してますね。
うちの息子も小学生の一時期不登校でしたが、その時はもう理由も分からないですからね。ひたすら親の愛情を注ぎ続けるしか無いんです。
何かのきっかけを待つしかないのだなと、自分の経験からもそう思いますね。