土を大切にお庭づくりをするのがガーデン屋です

で、今日も土まみれ(笑)
ガーデンづくりの基本
「雑草除根作業」
たまに近所のおじさんから言われたりするんですが
「そんなん機械入れてガーッと表面スキとったらすぐ済むわ」
説明するの面倒なので「ですよねーっ」でスルーしますが(笑)
これ機械入れたら取り返しの付かないことになるんですよ。
日本の住宅の水はけが悪いのは新築時に外構屋さんが機械入れてキャタピラでガタガタ踏み固めるから土に雨水が浸透しないんですよ。
これは国際土壌学会でも指摘されています
「圧密による土壌の損失」
機械で踏み固められた土はギューって締め固められて土中の隙間は無くなり酸欠により生き物が生息できなくなるので「失われた」ことになります。
だから「お庭」という生物、植物、そして家族が生活する空間を楽だからと言って機械を入れてわざわざ殺すようなことはしないんです。
また、雑草の除根をしながら土の状態を見てます。
同じ敷地内がすべて同じ土ではないんですよ。
表面は外構屋さんが綺麗に真砂土を敷いていますが、その下は元からあった土、基礎を埋めた土、配管屋さんが埋めた土、団地なら埋立の地層が分かれてたりします。
長年の放置で土が腐食していたり、カビが発生していたり、、、
除根作業しながら土の悪い場所はチェックして改善して進めてるので、非常に地道な作業ではあります。
これをやるガーデン屋が広島には無く、日本でも少ないみたいですが、非常に大切な工程。
効率より、お庭にとって、そこに住む人にとって何が最善なのか?ですね。