お見積とは何なのか?

以前も書いたのですが
住宅の設備屋さんの営業さんがお客様に110万円の見積を出したら
「税込で100万円なら頼もうかしら」と言われて、わかりました〜って100万円で契約してきて
工事部が怒り
「お前が10万円補填しろ!コンビニに行って110円のものを100円に値引きしろって言うか?おかしい客の相手をしよたら会社が潰れるぞ!」って。
ちょうどその場にいて聞いてしまったのだけど。
昔なら営業さんのやり方でも売上高が上がるから無理してでも受注というのもありなんですが。
まぁ、いまでも「安いよ安いよ〜みんながお客様です〜」という安売りのお店でしたら普通にやると思いますが。
きちんとした技術で、きちんとした物を作る会社はどこも、みんながみんなお客様だとは思っていないんですよ。
お客様も依頼する業者を選ぶように、業者もお客様を選んでいるんですよ。
だから110万円の見積を税込100万円にしてくれと言われたら
じゃあ、100万円予算ですね。施工内容のどこをカットして100万円に合わせましょうかね〜という予算のすり合わせをやります。
これは私もやります。
内容が同じで値引きして欲しいという下品なご要望をする人はお客様ではないので
今回はご縁が無かったということになります。
お見積というのはハイハイって値引きするという軽いものではなく、お客様にご提案する時点ですでにコストカットや無駄な部分、まぁここは今の在庫を安く出してサービスしよう、など検討してからの提案ですからね。
何社も見積とるのが当たり前とか、そういう軽いものではないのです。